日本労働者協同組合連合会 第3期総会 足元から平和を築く労協の新たな運動を

本紙 本田真智子

世界情勢にも影響与える気概で

 日本労働者協同組合連合会(ワーカーズコープ連合会)第3期通常総会が、6月21日に東京・池袋の本部とオンラインで開かれ、会場に48人が参加、オンラインで79のアクセスがありました。労協法施行から3年半、全国で190の労協法人が設立。連合会の正会員が昨年度から6つ増え26になり、ネットワークが着実に広がっています。2026年度は「協同労働の実践・実感から、社会連帯で成り立つ事業経営への進化〜足元から平和を築く労働者協同組合の新たなムーブメント」をスローガンに、労協法改正を見据えて活動を進めていきます。(本紙 本田真智子)

労協法人190、労協連正準50会員に

 「今日の総会では、協同労働運動が新しい局面に入ろうとしていることを皆さんと確認し、これからの確かな一歩を踏み出す機会にしたい」と、古村伸宏理事長が開会あいさつ。

会場には、台風の被害を心配しながら48人が参加

 協同労働推進議員連盟共同代表の田村憲久衆議院議員の祝辞が紹介され、厚生労働省雇用環境・均等局勤労者生活課労働者協同組合業務室の池田陽平室長、ワーカーズ・コレクティブ労働者協同組合連合会の瀬戸久子副理事長が来賓あいさつ。国際協同組合同盟(ICA)アリエル・グアルコ会長、CIC(シコパ)(産業労働者・熟練工業者・サービス生産者協同組合国際機構)イニーゴ・アルビズーリ・ランダザバル会長のビデオメッセージが披露されました。

ネットワークに期待

 中野理専務理事補佐が冒頭、昨年逝去した前理事長の永戸祐三さん、理事の渡邉美保さん(ワーカーズコープちば事務局長)への黙祷を呼びかけ、25年度活動総括、26年度の方針を提案しました。

 「連合会の正会員は26、準会員は24。入会した団体は、情報、知識、経験の共有や国内外のネットワークの力などに期待している。我々はそれに応えていかなければいけない。会員組織同士のビジネス上の協業を通じて連合会の活動も広げ、全国のネットワークと地域圏域でのネットワークを重層的に連携させていきたい。連合会は世界の労働者協同組合の代表として、ICAの理事も出している。日々の主権性を大事にし、話し合いを通じた実践から民主主義を生み出し、世界情勢にも影響を与えるんだという気概を持って共に取り組んでいこう」

地域で動く予算に

 松垣芳伸事務局長が決算や予算、定款変更などを提案。「26年度は、設立・運営支援や会員拡大の取り組み促進と、会員組織が地域で思いっきり動くために予算を組んでいる」と強調しました。

 7会員組織が発言し、竹森鉄専務理事が応答と補足説明。

 議案は全て全会一致で採択されました。

 センター事業団の役員改選期と合わせるため、任期1年とした役員改選も行われ、理事や役員は25年度と同様で、古村理事長、竹森専務理事、中野専務理事補佐、松垣事務局長(以上、センター事業団)の体制で取り組んでいきます。

 司会を務めた馬場義竜(はんしんワーカーズコープ)副理事長が「総会は硬いイメージがあるので、つくり方を会員と一緒に考えたい。来年以降は、みんなで考える総会みたいなことができたらいい」と展望し、締めくくりました。

 なお、午後のワーカーズフェスは、台風の影響を考慮し中止されました。