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象徴天皇とは何か

連載No. 31 号
岡田尚
象徴天皇とは何か
1条と9条の関係  「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であつて、この地位は、主権の存する日本国民の総意に基づく」
 誰もが知っている日本国憲法1条である。

 象徴とは何か。「鳩は平和の象徴である」という場合、元々抽象的・無形のものを具体的・有形のものとして観念し表現することを言う。しかし、象徴が人間の場合は象徴自身が具体的・有形のものだから厄介になる。

 国民主権、法の下の平等をうたう憲法の下で、「世襲」で「基本的人権」を有しない人間の存在は、イレギュラーである。そのイレギュラーは、敗戦後のこの国のあり方(いわゆる国体論)を巡っての旧来の日本側権力と連合国占領軍との妥協的産物との見方が一般的である。1条と9条は表、裏の関係という人もいる。
「三種の神器」  象徴天皇の行為について、憲法は、6条による「内閣の指名に基づいて、内閣総理大臣及び最高裁長官を任命する」ことの他7条に定められた「内閣の助言と承認による国事行為を行ふ」。

 そして、4条1項に...
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