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表現の自由を考える―その3
連載No. 36 号
岡田尚
ヘイトスピーチの実態
いま、川崎市で全国で初めての「ヘイトスピーチ規制条例」が制定されようとしている。条例議案の提出は12月下旬:施行は来年4月1日(一部)、7月1日(全部)が予定されている。
ヘイトスピーチ問題と表現の自由の関係は、ここ数年さかんに議論されてきた。
街頭デモで「朝鮮人はすぐ帰れ」「不逞鮮人」「日朝断交」などと書かれたノボリを立てながら、スピーカーで「鶴橋にいる在日クソチョンコのみなさん、こんにちは。私はあなた方が憎くてたまりません。もう殺してやりたい。いつまでも調子にのっとったら、南京大虐殺ではなく、鶴橋大虐殺を実行しますよ」(2013年2月大阪市の鶴橋のコリアンタウンでの14歳の女子中学生の発言)などと叫ぶ典型的なものから、逆に「韓国を近代国家にしてごめんなさい」、「自称性奴隷の皆さんを家を買えるくらいの高給取りにしてしまってごめんなさい」、「韓国のはげ山に植林してごめんなさい」など、「謝罪」型までさまざまであるが、全てが目を閉じ、耳を塞ぎたくなる類のものである。
規制に反対もあった
ヘイトスピーチとは、師岡康子弁護士によれば「広義には、人種、民族...
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