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代表民主制と直接民主制
連載No. 43 号
岡田尚
選挙で勝つしかない
「サクラの人を集めた桜を見る会」で、安倍さんの独裁とその周辺の人たちの権力の驕(おご)りは目を覆うものがある。しかも、真実解明及び責任追及のために国会の開期延長を求める野党の声を無視し、あまつさえ疑惑隠しのための解散までがとり沙汰されている。
我が国における統治機構は、日本国憲法で議院内閣制と定められており、首相罷免権は国民にはない。国会も内閣不信任案を可決することはできても、これに対して、首相が国会解散で対抗し、選挙によって多数派をとれば、また首相になれる。
この構造だからこそ、安倍さんは逃げ回り居直るのである。
一時首相公選制が主張されたのも、最高権力者に対して主権者である国民の直接の意思表示ができないことが理由になっていた。
国民主権(ルソーや小林直樹氏は「人民主権」という)を端的に実現するうえでは、直接民主制が望ましい。しかし、古代ギリシャのポリスやスイスの小さなカントンならいざ知らず、近代国家では、人口の増加、共同領域の拡大、社会生活の複雑化から、それは物理的に不可能である。そこで代表(間接)民主制を採らざるを得ない。憲法も前文で代表民...
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