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人類救う昆虫食 「効率良いタンパク源」国連推奨 長野南部では昔からさかんに
連載No. 23 号
小林史麿
最も先進的な食べ物
国連は近い将来、地球上の人口が90億人に達すると予測し、その食料確保はきわめて困難であり、この食料危機を乗り越え、人類が生きのびるために効率の良いタンパク源として昆虫食を推奨している。
90億人の必要とするタンパク質を家畜から得ようとするなら、膨大な数の家畜が必要となり、肉1キロ生産するのに8キロの飼料が必要だという。しかもその飼料用穀物は一部人間の食料とも競合する。さらには大量家畜飼育に伴う温室効果ガスの発生など環境悪化につながるという。
一方、昆虫は1キロ生産するのに2キロの飼料ですむとのこと。しかも、昆虫から得られるタンパク質は、きわめて栄養価の高い良質なものだという。
昆虫は特殊な食べ物で、昆虫を食べる人々は一部遅れた地域や発展途上国の人だと思われているが、昆虫食は「明日の人類を救う最も先進的な食べ物」といわれるようになってきた。
良質で安全な伝統食
これらに呼応したわけではないが、長野県南部の地方では、その昔から昆虫食がさかんに行われてきた。
海なし県という側面はあるが元来、動物は弱肉強食によって命をつないで来た。猿が昆虫...
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