京都・綾部地福 「きずなカフェ」 古民家の事務所で 癒やしサロン、養蚕体験、ベジランチ… 仕事おこしにと 地元で活動する人たちと企画
京都府綾部市の労協ワーカーズコープ・センター事業団綾部地域福祉事業所は、7月5日、地域の人たちとのつながりを広げ、交流を深めようと、事務所(築150年の古民家)で「きずなカフェ」を開催。雨天にもかかわらず、親子連れや近所のお年寄り、市議ら約150人が参加しました。(所長 渡辺健一/放課後学級統括主任 佐藤 正)

さまざまな声受け、つながり広げようと
綾部地福は、綾部市内9小学校の放課後児童健全育成事業(放課後学級)の受託を機に昨年4月に開所。
日頃から「地域課題や困りごとを解決する『仕事おこし』の協同組合です」と地域の皆さんに伝えており、「草刈りができなくて困っている」「介護保険事業ではできないお年寄りの支援をしたい」「養蚕(ようさん)(綾部の伝統産業)を守りたい」など、さまざまな声が寄せられます。
「きずなカフェ」は、こうした声を受け止め、つながりを広げながら仕事おこしに結ぼうと企画したもの。
看護師やヘルパー、養蚕家、農業・畜産の支援などを行う人たちが発起人になって、アイデアを持ち寄り、内容を練り上げました。
地元の伝統文化と食に触れる
会場には、癒やしサロンや養蚕体験、バルーンアート・チョークアート体験、なんでも相談コーナー、野草バーガーやベジランチ、米粉のお菓子の販売、古着のリサイクルショップや玄米コーヒーなど、多彩なブースが並び、ワーカーズコープが大阪・西成で取り組む社会連帯活動「ひょんの実」で焙煎したコーヒーの販売コーナーも。
癒やしサロンでは、癒やしを求める人たちがヘッドスパや腸セラピーを体験。養蚕体験では、子どもから大人まで幅広い世代が参加。繭から糸を引く体験を通して、綾部の伝統文化に触れました。
野草バーガーやピザ、ベジランチ、ベジちらし寿司、米粉のお菓子などは、地元の自然食品店「神魂」や農家民宿「かるな庵」「水田家の食卓」の協力で提供。身体にやさしい食材を使ったメニューはどれも好評でした。
ボールすくいには多くの子どもたちが集まり、楽しそうな声が会場に響きました。
こうした取り組みを待っていた
来場者からは、「歴史ある建物が、事務所だけに使われるのは寂しい。こういう取り組みを待っていた」「精神障がいのある人の相談に乗っているが、受け入れ先が少ない」という声が聞かれ、また、草刈りの担い手不足や放置林の整備など、地域課題を話し合う姿もみられました。
「なんでも相談コーナー」で実施した困りごとアンケートへの回答も、今後の活動に生かしていく予定。継続的に開催し、仕事おこしにつなげていこうと、発起人の皆さんと話しています。


