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3 事件から見える生きづらさ〜話しやすい場をつくる
連載No. 3 号
TDU・雫穿大学代表 朝倉景樹
教育社会学者で「TDU・雫穿(てきせん)大学」代表の朝倉景樹さんが、現在の子ども・若者を取り巻く状況や、世界のデモクラティック教育に触れながら、これからの教育や社会、労働のあり方に言及します。
頻発する「拡大自殺」の背後にあるもの 大阪教育大付属池田小殺傷事件(2001年)、秋葉原無差別殺傷事件(08年)、川崎市登戸通り魔事件(19年)、京王線刺傷事件、大阪市心療内科クリニック放火事件(21年)……。これらの事件では、いずれも取り返しのつかない犠牲が生じただけでなく、犯人は現場で自殺したり、「死刑になりたかった」「死にたくて犯行に及んだ」などと、供述している。 こうした犯行に対し、最近では「拡大自殺」という言葉が使われている。拡大自殺とは精神医学の用語で、自分の人生に悲観し、他者を巻き込んで自殺する、あるいは自殺が怖くてとる行為と言われている。昨年、東大前刺傷事件や渋谷母娘刺傷事件など、同様の事件が起きたことは記憶に新しい。 「他人事とは思えない」若者たち 一方で、「事件を起こしたいとも、起こそうとも思わないが、犯人の...
頻発する「拡大自殺」の背後にあるもの 大阪教育大付属池田小殺傷事件(2001年)、秋葉原無差別殺傷事件(08年)、川崎市登戸通り魔事件(19年)、京王線刺傷事件、大阪市心療内科クリニック放火事件(21年)……。これらの事件では、いずれも取り返しのつかない犠牲が生じただけでなく、犯人は現場で自殺したり、「死刑になりたかった」「死にたくて犯行に及んだ」などと、供述している。 こうした犯行に対し、最近では「拡大自殺」という言葉が使われている。拡大自殺とは精神医学の用語で、自分の人生に悲観し、他者を巻き込んで自殺する、あるいは自殺が怖くてとる行為と言われている。昨年、東大前刺傷事件や渋谷母娘刺傷事件など、同様の事件が起きたことは記憶に新しい。 「他人事とは思えない」若者たち 一方で、「事件を起こしたいとも、起こそうとも思わないが、犯人の...
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