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キャラと子ども・若者の人間関係 ①

連載No. 9 号
TDU・雫穿大学代表 朝倉景樹
キャラと子ども・若者の人間関係 ①
 教育社会学者で「TDU・雫穿(てきせん)大学」代表の朝倉景樹さんが、現在の子ども・若者を取り巻く状況や、世界のデモクラティック教育に触れながら、これからの教育や社会、労働のあり方に言及します。 若者の日常に根下ろす「キャラ」  「今度、中学時代の友達がサークルに入ってくるんだけど、よろしくね」「その子って、陽キャ?それとも陰キャ?」「どちらかと言うと陰(いん)キャかな」「陰キャかぁ…」  地下鉄の隣の席で交わされていた高校生の会話である。  このように、「キャラ」という言葉は、子ども・若者の日常に根を下ろしている。キャラとは、英語で性格や人格、あるいは物語の登場人物を意味する「キャラクター」を短縮した若者言葉で、コミュニケーションにおける類型的な振る舞いや役割を意味する。  一例を挙げると、陽キャラ(陽キャ)は陽気な性格、陰キャラ(陰キャ)は陰気な性格を指す。不思議ちゃんキャラは人と違った服装をしていたり、独特の考え方・行動をする人、天然キャラは素でボケた発言、例えば「(コンビニの)セブンってファミリーマートのことだっけ?」など、一般的に常識とされることからズレたことを話す...
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