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いじめ① 被害者・加害者だけでない構造
連載No. 11 号
TDU・雫芽大学代表 朝倉景樹
教育社会学者で「TDU・雫穿(てきせん)大学」代表の朝倉景樹さんが、現在の子ども・若者を取り巻く状況や、世界のデモクラティック教育に触れながら、これからの教育や社会、労働のあり方に言及します。
学校でのいじめは1980年代以降、社会問題となり、常に社会の耳目を集めている。海外でも90年代から深刻化したが、その解決に向けた社会的な取り組みが日本より進んでいる。
私は、公立中学校でいじめを受けた生徒のピアカウンセリングや、2020年に開かれたユネスコと仏政府共催のG7国際いじめ専門家会議専門員を引き受けたり、長年にわたってフリースクールや雫穿大学でいじめを受けた子ども・若者の体験に耳を傾けてきた。この経験を踏まえ、いじめについて掘り下げてみたい。 前年度比で10万件、19%の増加 21年度の文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、いじめの認知総件数は61・5万件(20年度51・7万件)で、前年度に比べ10万件、19%増加。学校種別では、小学校50万人、中学校9・8万人、高校1・...
学校でのいじめは1980年代以降、社会問題となり、常に社会の耳目を集めている。海外でも90年代から深刻化したが、その解決に向けた社会的な取り組みが日本より進んでいる。
私は、公立中学校でいじめを受けた生徒のピアカウンセリングや、2020年に開かれたユネスコと仏政府共催のG7国際いじめ専門家会議専門員を引き受けたり、長年にわたってフリースクールや雫穿大学でいじめを受けた子ども・若者の体験に耳を傾けてきた。この経験を踏まえ、いじめについて掘り下げてみたい。 前年度比で10万件、19%の増加 21年度の文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、いじめの認知総件数は61・5万件(20年度51・7万件)で、前年度に比べ10万件、19%増加。学校種別では、小学校50万人、中学校9・8万人、高校1・...
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