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いじめ② 「あっても仕方がない」を越えて

連載No. 12 号
TDU・雫穿大学代表 朝倉景樹
いじめ② 「あっても仕方がない」を越えて
 教育社会学者で「TDU・雫穿(てきせん)大学」代表の朝倉景樹さんが、現在の子ども・若者を取り巻く状況や、世界のデモクラティック教育に触れながら、これからの教育や社会、労働のあり方に言及します。
日本に多い「コミュニケーション操作系」  海外では暴力によるいじめが多いのに対し、日本では、無視・仲間外れ・陰口など、「コミュニケーション操作系」と言われるいじめが多く、いじめをやめさせようとする仲裁者が少ないことなどが指摘されている。  いじめが日本で社会問題となり始めた1980年代は、校内暴力や不登校(当時は登校拒否)も関心を集めた時期に当たる。  第二次大戦後、中学が義務教育化され、高度経済成長と併せ高校、大学進学率も上がったが、中学や高校は進学準備の場となり、偏差値、点数至上の空気が強まる。子どもの評価は成績が偏重され、「下」と見做された生徒たちを中心に校内暴力が激化。厳しい校則と体罰が導入され、校内暴力はある程度減ったが、子どもたちのストレス環境は変わらない。そのような時期に社会問題化したのが、いじめや不登校である。 フリースクールではいじめは見...
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