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卒業資格から見る日本の教育

連載No. 13 号
TDU・雫穿大学代表 朝倉景樹
卒業資格から見る日本の教育
 教育社会学者で「TDU・雫穿大学」代表の朝倉景樹さんが、現在の子ども・若者を取り巻く状況や、世界のデモクラティック教育に触れながら、これからの教育や社会、労働のあり方に言及します。

学力も出席日数も進級・卒業要件ではない  以前、とある公立中学の校長から「中学校の卒業証書の意味を知っていますか?」と聞かれ、あれこれ考えていると、「受け取る生徒が15歳の春を迎えたということです」と言われたことがある。  確かに、高校や大学では学科の単位が取れなければ、進級も卒業もできないが、義務教育では出席日数も学力も卒業資格の要件ではないので、病気やケガで長期欠席したり、不登校であっても進級も卒業もできる。つまり、小・中学校の卒業証書(卒業資格)は、学力や一定の教育を受けたということを担保するものではない。  不登校の子どもがフリースクールに通っている場合、在籍校の出席日数として認められるのかが問題になることがある。  今日では、多くのフリースクールが出席扱いになるのだが、親は出席が認められないと卒業資格がもらえなかったり将来に影響するのではない...
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