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競い合う学びから協力し合うまなびへ

連載No. 14 号
TDU・雫穿大学代表 朝倉景樹
競い合う学びから協力し合うまなびへ
 教育社会学者で「TDU・雫穿(てきせん)大学」代表の朝倉景樹さんが、現在の子ども・若者を取り巻く状況や、世界のデモクラティック教育に触れながら、これからの教育や社会、労働のあり方に言及します。
競い合う学びから協力し合う学びへ 受験対策ありき。日本の学校教育  日本において、「教育」と言えば、主に学校教育のことを指し、その中でも受験勉強は無視できない存在だ。  中学校では受験にあまり関係がないとされる音楽や美術、保健体育、技術家庭などは軽視され、進学希望者が多い高校では受験前提のカリキュラムが組まれている。  子どもたちは点数や偏差値で評価される存在であり、試験に出る・出ないを見極め、出ることを効率よく覚えなければならない。  よく教師から「先生、それテストに関係ないでしょ」と、生徒に言われてがっかりしたという話を聞くが、子どもの立場からするとやむを得ない。  定期試験や受験から離れて、子どもが興味を持っていることから授業を組み立てることは難しく、子どもたちの多くは、勉強=記憶することというイメージを依然として持っている。  歴史系の科目で...
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