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学歴社会再考① 歴史編

連載No. 15 号
TDU・雫穿大学代表 朝倉景樹
学歴社会再考① 歴史編

 教育社会学者で「TDU・雫穿(てきせん)大学」代表の朝倉景樹さんが、現在の子ども・若者を取り巻く状況や、世界のデモクラティック教育に触れながら、これからの教育や社会、労働のあり方に言及します。
学歴偏重はいつから始まったのか    日本の学歴社会はいつから始まったのか、あなたならどう答えるだろうか?  「明治維新以降」「第二次大戦後」「高度成長期から」… など意見は分かれるところだが、それぞれにもっともな部分がある。

 現代に至る日本の近代教育制度は、明治期に始まった。1872年に公布された学制では、全国を8つの大学区に分け、その下に中学校区、小学校区を設け、建て付けとしては身分・性別に区別ない国民皆学を目指した。

 日本で最初の官立大学である東京大学(後に東京帝国大学)の創立は1877年だが、西洋列強に伍する国家建設のエリート養成機関として、その後各地で帝国大学がつくられたことを考えると、学歴社会の起源と大学の設立を結びつけても不思議ではない。

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