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社会から閉ざされた学校空間
連載No. 17 号
TDU・雫穿大学代表 朝倉景樹
教育社会学者で「TDU・雫穿大学」代表の朝倉景樹さんが、現在の子ども・若者を取り巻く状況や、世界のデモクラティック教育に触れながら、これからの教育や社会、労働のあり方に言及します。
学校に囲い込まれた子ども 学校はある種、社会の中の閉じた聖域である。壁に覆われ、登下校時以外は施錠が推奨される門があるだけでなく、世間との間に高い仕切りがある。 以前、いじめで子どもが自殺した親と話した際に「学校は閉ざされた世界なのです」という言葉を聞いた。子どもの自殺について学校が知っていることをなかなか聞くことができない、用があっても事前に予約して許可を得ないと入れない、そして、その許可もなかなか下りない時もあったという。 かつて雫穿大学の授業で、昭和一桁生まれの元高校教師に体験を話してもらった。 昭和30年代は、宿直で学校に泊まっていると生徒が遊びに来たり、近所の人が差し入れを持って話に来てくれたりしたそうだ。 他にも数人の元教師から話を聞いたが、時代の変遷を経て、子どもと教師の距離、学校と地域の距離がだんだん離れ、同時に学校への苦情...
学校に囲い込まれた子ども 学校はある種、社会の中の閉じた聖域である。壁に覆われ、登下校時以外は施錠が推奨される門があるだけでなく、世間との間に高い仕切りがある。 以前、いじめで子どもが自殺した親と話した際に「学校は閉ざされた世界なのです」という言葉を聞いた。子どもの自殺について学校が知っていることをなかなか聞くことができない、用があっても事前に予約して許可を得ないと入れない、そして、その許可もなかなか下りない時もあったという。 かつて雫穿大学の授業で、昭和一桁生まれの元高校教師に体験を話してもらった。 昭和30年代は、宿直で学校に泊まっていると生徒が遊びに来たり、近所の人が差し入れを持って話に来てくれたりしたそうだ。 他にも数人の元教師から話を聞いたが、時代の変遷を経て、子どもと教師の距離、学校と地域の距離がだんだん離れ、同時に学校への苦情...
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