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② 日本の森林の変遷

連載No. 2 号
辻村百樹
② 日本の森林の変遷
  能登半島地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。  新年早々の震災には、またも人智の及ばない自然の猛威を見せつけられ、地球の上に生活する厳しさ、難しさを改めて感じている。 日本人と森林 ~度々禿げ山列島だった  日本は南北約3千㎞と長く、7千種もの多様な植物が生成される恵まれた国土である。有史以来、日本人は農耕と水産を中心に、木材を活用しながら生活をし、農耕具、筏や船、住居や神仏殿そして燃料と、生活のほぼすべてに木や植物が関わっていた。  一方、農耕社会の発展で人口が増加するに従って木の伐採量が増え、天然木の成長とのバランスが崩れて里山からは樹木が減少し続ける。  戦国時代までは一千万人程度だった日本の人口は、江戸時代に3倍に増え、明治維新〜第二次世界大戦の間に7千万人を超える。さらに我が国は地震や大火等の災害が頻発し、その復興のため、木材需要に拍車をかけた。江戸幕府や諸藩は、伐採規制や植樹による林地管理を開始して木材資源の充実に動いたが、薪炭需要も旺盛で供給の逼迫は続く。  里山の木が伐採されて禿げ山が広がる当時の風景は、歌川広重らの浮世絵からも覗うことがで...
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