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世界のフリースクール ③ オセアニア

連載No. 34 号
朝倉 景樹
世界のフリースクール ③ オセアニア
教育社会学者で「TDU・雫穿(てきせん)大学」代表の朝倉景樹さんが、現在の子ども・若者を取り巻く状況や、世界のデモクラティック教育に触れながら、これからの社会や労働のあり方に言及します。 

  オセアニア地域でのフリースクール先進地域は、イギリスの旧植民地で教育制度もその影響が色濃く残る、オーストラリアとニュージーランドである。両国の代表的な2校を紹介する。 カランベーナ・スクール(オーストラリア)  オーストラリアのフリースクールをリードしてきたのは、シドニーにある、カランベーナ(アボリジニの言葉で「幸せな場所」の意)・スクールだ。

 1969年に従来の教育に疑問を抱いた市民らが、イギリスのサマーヒルスクールのスタッフ経験者を招いて設立し、市の文化財でもある旧市長公邸をキャンパスに、3〜12歳までの60人程が通っている。  カランベーナでは、「生涯にわたる学びとのよい出会い」を大切にしており、学びは子どもの意思を尊重して進められる。午前中は英語や算数などの基本的な教科に当てられているが...
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