この記事は会員限定です

世界のフリースクール ⑥ アジア(台湾)

連載No. 37 号
TDU・雫芽大学代表 朝倉景樹
世界のフリースクール ⑥ アジア(台湾)
 
 教育社会学者で「TDU・雫穿(てきせん)大学」代表の朝倉景樹さんが、現在の子ども・若者を取り巻く状況や、世界のデモクラティック教育に触れながら、これからの社会や労働のあり方に言及します。

  自由化・民主化求める社会運動基点に  台湾のフリースクール(理念学校、実験学校と言われている)は、「世界で最も元気がある」と言っていい。  台湾は日本以上に受験競争が激しい学歴社会であるが、法律などの整備もあり、近年はその数も増え(全学校の3・2%)注目も高まり、関係者にも活気がある。  この国のフリースクールの発展は、前回述べた韓国同様、社会の民主化と無関係ではない。  台湾は1949〜87年まで国民党政権のもと戒厳令が敷かれ、教育に限らず基本的人権が著しく制限された。  87年に戒厳令が解かれると、自由化、民主化を求める社会運動は教育にも及び、改革を求めるデモも行われた(410教育改革デモ)。そのデモをリードした人たちがフリースクール設立の流れをつくっていった。 呼応する...
この記事は会員限定です。労協新聞をご購読いただくと続きをお読みいただけます。