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オルタナティブ教育の先進国 ー台湾

連載No. 40 号
朝倉景樹
オルタナティブ教育の先進国 ー台湾
 教育社会学者で「TDU・雫穿(てきせん)大学」代表の朝倉景樹さんが、現在の子ども・若者を取り巻く状況や、世界のデモクラティック教育に触れながら、これからの社会や労働のあり方に言及します。  台湾のフリースクールについては、すでにこの連載で触れたが、先日、台湾に出張する機会があったので、前回紙面の都合で触れられなかったことと合わせ、現地で見聞したことを紹介したい。 法整備で広がった「実験教育」  台湾にはフリースクールを始め、シュタイナースクールやモンテッソーリスクール、イエナプランスクールなど、多様な教育機関が学校として認可されている。  また個人やグループでのホームベースドエデュケーションなども制度として認められ、これらのオルタナティブ教育は、台湾では「実験教育」と言われている。  前にも述べたが、実験教育は政府が授けてくれたものではなく、台湾民主化運動の一環として、市民の粘り強い取り組みによって勝ち取ってきたものである。  1987年に38年にわたる戒厳令が解かれると、表現や集会、結社の自由などの基本的人権を求める民主化運動は強まり、この中に教育の民主化もあった。 ...
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