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イギリスのホームベースドエデュケーション(上)

連載No. 43 号
TDU・雫穿大学代表 朝倉景樹
イギリスのホームベースドエデュケーション(上)
 教育社会学者で「TDU・雫穿(てきせん)大学」代表の朝倉景樹さんが、現在の子ども・若者を取り巻く状況や世界のデモクラティック教育に触れながら、これからの社会や労働のあり方に言及します。 12・6万人がこの方法で学ぶ  イギリスの有力紙ガーディアンの記事によると、イギリスでは2022年から23年にかけて、推定12・6万人の子どもがホームベースドエデュケーションで学んでおり、その数も前年に比べ1万人増加しているという。  日本の不登校児童生徒数は約30万人で、イギリスの人口が日本のおおよそ半分(6700万人)であることを考えると、人口に対して日本の不登校児童数とだいたい同じぐらいの比率で、家庭を中心とした学びを選択しているとも言える。  以前にも少し触れたが、元々イギリスでは家庭を中心にした学びは王族や貴族などの上流階級で行われていたが、市民革命、産業革命以降の近代には中流階級でも盛んになる。  現在のような学校教育を相対化した形での家庭を中心にした学び=ホームベースドエデュケーションは、イングランド東部のケンブリッジに暮らす数家族が「エデュケーション・アザワイズ」(EO)とい...
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