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イギリスのホームベースドエデュケーション(下)
連載No. 44 号
TDU・雫芽大学代表 朝倉景樹
教育社会学者で「TDU・雫穿(てきせん)大学」代表の朝倉景樹さんが、現在の子ども・若者を取り巻く状況や世界のデモクラティック教育に触れながら、これからの社会や労働のあり方に言及します。
学校教育が本当にいいとは思えなかった
20年ほど前、イギリスのホームベースドエデュケーションの状況を知ろうと訪英し、2つの家庭にホームステイさせてもらった。
その一つ、ロンドン市内の住宅地に暮らすジョージさん(仮名)一家は、当時3〜10歳までの3人の娘をこの学びで育てていた。
一家がホームベースドエデュケーションを始めるきっかけは、就学年齢に達した長女の進路選択時にさかのぼる。
ジョージさんたちはそれぞれの学校時代の経験から、子どもには別のやり方での学びを受けさせたいと模索していた。
「何をいつまでにどのように学ぶのかが一方的に決められ、子どもたちはそれに合わせるしかない、今の学校教育が本当にいいものとはどうしても思えなかった」とジョージさん。
妻のジェシカさん(仮名)は、当時中学校の図書室で司書として働いており、学校での教職員の上下関係に違和感があっ...
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