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IDEC2024in台湾 レポート(下)
連載No. 46 号
TDU・雫芽大学代表 朝倉景樹
教育社会学者で「TDU・雫穿(てきせん)大学」代表の朝倉景樹さんが、現在の子ども・若者を取り巻く状況や世界のデモクラティック教育に触れながら、これからの社会や労働のあり方に言及します。
前回に続き、7月下旬に台湾で開かれたIDEC(国際デモクラティック教育大会)で感じたことを綴っていきたい。
大会は8日間の日程で行われ、中盤には大型の台風3号上陸の影響で会場への交通機関が止まったり、会場では停電が起きたりとハプニングがあったものの、台湾のデモクラティック教育の歴史と到達点を振り返る機会にもなった。
自分たちの考えを適切な言葉で伝える
1994年の大規模な抗議活動「410教育改革デモ」は、台湾教育史の中でも大きな出来事であった。大会のオープニングは、このデモを呼びかけた数学者の黄武雄氏のメッセージで始まり、会場には当時デモに参加した人たちの姿も見られた。
その一人、唐光華氏も登壇。台湾のデモクラティック教育の歴史について語り、未来への希望を若い世代に託して講演を締めくくった。
著名なジャーナリストでもある唐氏が講演の随所で強調したのは、自分たちの考えが...
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