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子ども・若者の自殺はなぜ多いのか(上)

連載No. 49 号
TDU・雫芽大学代表 朝倉景樹
子ども・若者の自殺はなぜ多いのか(上)
 教育社会学者で「TDU・雫穿(てきせん)大学」代表の朝倉景樹さんが、現在の子ども・若者を取り巻く状況や世界のデモクラティック教育に触れながら、これからの社会や労働のあり方に言及します。  ここ数年、夏休み終盤から9月の初めにかけて、子どもの自殺予防(防止)キャンペーンが展開されるようになった。このキャンペーンは、フリースクール関係者と不登校支援の親の会、そして不登校経験のある新聞記者が連携して始めたものだ。 夏休み明けに増える不登校と自殺  子どもにとって、夏休みは1年で最も長い休暇で、いじめられている子、教員との関係がうまくいかない子、子ども同士の人間関係で苦しんでいる子など、学校に居場所がなくてつらい思いをしている子どもが、ほっとできる貴重な期間である。  しかし、新学期が始まると、再び学校生活に適応するために張りつめた自分に戻らなくてはいけない。  「そうはとてもできない」「もうこれ以上耐えられない」と感じた先にあるのが、不登校や自殺である。 自殺理由第1位は「学校問題」  残念ながら日本は自殺大国である。昨年は年間約2・2万人が自殺で亡く...
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