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TDU・雫穿大学ができるまで(中)
連載No. 52 号
TDU・雫穿大学代表 朝倉景樹
教育社会学者で「TDU・雫穿(てきせん)大学」代表の朝倉景樹さんが、現在の子ども・若者を取り巻く状況や世界のデモクラティック教育に触れながら、これからの社会や労働のあり方に言及します。
大学院からの誘いに心揺らいだが
フリースクールのスタッフをしていた頃、私は週3日勤務し、残りの時間は大学院生 │後に学術振興会研究員として、不登校や学歴社会の研究に充てていた。
1995年には単著を出版し、書籍の執筆分担に声がかかるなど、研究生活も充実し始めていた。大学ポストの話もちらほらあったが、私の関心の中心は不登校、フリースクールにあり、実践と研究どちらも不可欠と感じていたので断り続けていた。
だが、在籍していた大学院からの誘いには心が揺らいだ。指導教官や学科長からも幾度となく誘われたのだが、この話を断ることは、今後、研究職の道が閉ざされることを意味していた。しかし、悩んだ末にこの話も断った。
「出会わなかった」にはできないと腹を括り
フリースクールのOB・OGたちと勉強会を開いていたことは前回触れたが、参加者やホームベースドエデュケーションで学んでいる若者から、「もっと自分...
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