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歴史のひとこまを担う者として

連載No. 12 号
林業家・日本社会連帯機構理事 辻村百樹
歴史のひとこまを担う者として
難局をターニングポイントにして  2010年4月に開業した森林冒険施設「フォレストアドベンチャー」は、徐々に来場者も増え、ようやく1年を迎えようとした11年3月11日に、あの東日本大震災が起きる。  施設被害はなかったが、先の見えぬ社会不安と原発事故によるネルギー不足を受けて人々はレジャーどころではなくなり、春休みから先の予約は次々とキャンセルが入り、先行きに不安と焦りが募った。  ただ幸いにも外部エネルギーを必要としない施設の特徴から、客足の戻りは早く、ゴールデンウィーク以降はどうやら先が見通せるまでになった。  一方、小田原はその電力不足対策からの計画停電の対象地域となり、地場産業・観光・交通などに大きな痛手を被る。  このことを教訓に、他の地域からの電力供給に頼らない地産地消電力の必要性を市民は痛感し、地元企業の経営者たちが結束して行政と共に具体策の策定に乗り出す。  その過程で旧辻村水力発電所の復旧の可能性を探る視察があり、起業に際して設定したミッションのひとつである「エネルギーの創出」との符合に運命を感じ、以後私も積極的に協議に参加することになった。  そして辻...
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