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自立とは何か 障害者運動から考える
連載No. 56 号
TDU・雫芽大学代表 朝倉景樹
教育社会学者で「TDU・雫穿(てきせん)大学」代表の朝倉景樹さんが、現在の子ども・若者を取り巻く状況や世界のデモクラティック教育に触れながら、これからの社会や労働のあり方に言及します。
自己完結的に生きていける能力のこと?
親や社会、地域にとって子どもの自立は大きなテーマだ。
自立について、広辞苑には「他の援助や支配を受けず自分の力で判断したり、身を立てたりすること。ひとりだち」と記されている。他者に頼らず自分の力で生きていける状態というイメージが浮かぶ。 また、教育機会確保法は、不登校について「学校復帰にこだわらず、社会的自立を支援する」方針を掲げているが、この「社会的自立」とはどのような状態なのだろうか。 イベントや親の会での講演の際に参加者に尋ねると、異口同音に、生活に必要なお金を自分で稼げる -経済的自立状態を挙げる。大学生たちに聞くと、さらに「人に迷惑をかけないこと」がしばしば付け加わる。 煎じ詰めると「自立」について多くの人たちは、自己完結的に生きていける能力として捉えているように思われる。 異なる福祉分野での捉え方 ...
自立について、広辞苑には「他の援助や支配を受けず自分の力で判断したり、身を立てたりすること。ひとりだち」と記されている。他者に頼らず自分の力で生きていける状態というイメージが浮かぶ。 また、教育機会確保法は、不登校について「学校復帰にこだわらず、社会的自立を支援する」方針を掲げているが、この「社会的自立」とはどのような状態なのだろうか。 イベントや親の会での講演の際に参加者に尋ねると、異口同音に、生活に必要なお金を自分で稼げる -経済的自立状態を挙げる。大学生たちに聞くと、さらに「人に迷惑をかけないこと」がしばしば付け加わる。 煎じ詰めると「自立」について多くの人たちは、自己完結的に生きていける能力として捉えているように思われる。 異なる福祉分野での捉え方 ...
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