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学年末、新学期の憂鬱
連載No. 63 号
TDU・雫穿大学代表 朝倉景樹
教育社会学者で「TDU・雫穿(てきせん)大学」代表の朝倉景樹さんが、現在の子ども・若者を取り巻く状況や世界のデモクラティック教育に触れながら、これからの社会や労働のあり方に言及します。
新学期を前に揺れる子どもの心
少なからぬ子どもたちにとって、3月、4月には憂鬱(ゆううつ)な時間が流れる。
3月の学年末は、卒業や進級・進学などで仲間たちとの名残惜しさが漂ったり、試験や行事などで慌ただしかったりすることもある。しかし春休みに入り、4月の始業式が近づくにつれ、「新学期をどう迎えるか」の問いがだんだんと頭をよぎるようになる。
多くの子どもにとって学校は社会そのものであり、そこでの人間関係をうまく築けるかどうかは重要な問題だ。
中学・高校で部活動や委員会活動に参加すると、その人間関係は上級生や下級生にも広がる。学校での人間関係は、いじめの対象になるかどうかだけでなく、集団内での自分のポジションをどう確立し保っていくのかが、日々の振る舞いにかかっている。そんな緊張感を抱えながらも、平静を装いながら人間関係を築かなければならない。
また、学校での成績も大きな比重を占める要...
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