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「主体性」を育む教育!?
連載No. 64 号
TDU・雫穿大学代表 朝倉景樹
教育社会学者で「TDU・雫穿(てきせん)大学」代表の朝倉景樹さんが、現在の子ども・若者を取り巻く状況や世界のデモクラティック教育に触れながら、これからの社会や労働のあり方に言及します。
現行の学習指導要領には、「受動的ではなく、主体的で対話的で深い学び」を目指すべきとされており、学習者の主体性を育むことが各所で論じられている。
以前から教育の世界では「自主性」「自主的」という言葉も使われてきたが、これらはあらかじめ決められたことに率先して従うことも含まれる。さらに、この中には、教師の指導を生徒が忖度(そんたく)して行動することも含まれ、一方で主体性は生徒自身の関心から始まる学習を指向しているとされる。
ところで、この主体性とは、どのような態度を指しているのだろうか。
「精選版 日本国語大辞典」(小学館、2006年)には、主体性について「行動する際、自分の意志や判断に基づいていて自覚的であること。また、そういう態度や性格をいう」とある。つまり、主体性があるとは、表に出る行動や態度と深層的な考え、欲求が理想的には一致している状態とも言えるだろう。
いじめの背景...
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