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子どもの権利からみた不登校(上)

連載No. 78 号
TDU・雫穿大学 朝倉景樹
子どもの権利からみた不登校(上)
 教育社会学者で「TDU・雫穿(てきせん)大学」代表の朝倉景樹さんが、現在の子ども・若者を取り巻く状況や世界のデモクラティック教育に触れながら、これからの社会や労働のあり方に言及します。
 9月14日、不登校の子を持つ親の会の全国ネットワーク(登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク)の大会が、栃木県宇都宮市を主会場に兵庫県姫路市やオンラインも交えて開かれ、500人超の参加があった。  大会では7つの分科会が設けられ、その一つでは子どもの権利からみた不登校が取り上げられた。東京学芸大学で同様のテーマで授業を持っていることもあったためか、私に登壇の依頼があった。  子どもの権利条約は1989年に国連総会で採択され、日本は94年に批准したが、約30年経ってどのように変わったのかを整理・考察することは意義があると思い、そこで話した内容をかいつまんで共有したい。 認知は広がったが内容となると…  子どもの権利条約に批准した国は、定期的に子どもの権利の実態を国連子どもの権利委員会に報告しなければならない。しかし、日本政府の報告は実態の記述が乏しく、同委員会は...
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