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「先生も困ってる」 不登校対応全国調査より(中)

連載No. 81 号
TDU・雫穿大学代表 朝倉景樹
「先生も困ってる」 不登校対応全国調査より(中)
 教育社会学者で「TDU・雫穿(てきせん)大学」代表の朝倉景樹さんが、現在の子ども・若者を取り巻く状況や世界のデモクラティック教育に触れながら、これからの社会や労働のあり方に言及します。
 今回も、親の会の全国組織であるNPO法人「登校拒否・不登校を考える全国ネットワーク」が実施した、『不登校対応に関する教員全国調査2025』(回答者293人)の結果に触れてみたい。 多忙とコミュニケーションの不足  前回紹介したように、多くの教員が不登校の子どもや保護者への対応や、対応する時間が取れないことに困っており、他にも、「学習以外のコミュニケーションが足りない」と答えた教員は56・2%に上る。  教員は準備・採点・課題対応など業務が多く、教科指導以外で生徒と接する時間は半数近く(42・5%)が10分以内。表情や様子がいつもと違う子に気づいても、時間がなければ声をかけるタイミングを逃すことがある。子どもは生身の存在だ。その場で声をかけることに意味がある場合が多い。 多忙の原因①:事務作業  調査では、多忙の原因についても聞いているが、突出して多かったのは「...
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