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「先生も困ってる」 不登校対応全国調査より(下)

連載No. 82 号
TDU・雫穿大学代表 朝倉景樹
「先生も困ってる」 不登校対応全国調査より(下)
 教育社会学者で「TDU・雫穿(てきせん)大学」代表の朝倉景樹さんが、現在の子ども・若者を取り巻く状況や世界のデモクラティック教育に触れながら、これからの社会や労働のあり方に言及します。  今回は10月に発表された、「OECD国際教員指導環境調査(TALIS)」の結果から、日本の教員が置かれている現状と、その改善策を述べてみたい。 世界平均から突出する勤務時間  55カ国が参加するこの調査によると、日本の教員の週当たり勤務時間は55時間と、OECD平均の1・3倍。参加国中最長で、唯一40時間を超える国でもある(以下、データは中学常勤教員のもの)。  勤務時間の内訳を見ると、日本の教員は授業時間は週17・8時間とOECD平均(22・7時間)より短いが、部活動などの課外活動が5・6時間(同1・7時間)、事務業務が5・2時間(同3時間)と突出して長い。  労働時間が長い要因として「教職員の不足」を挙げた割合も、日本は他国の約1・5倍に上っている。 自己肯定感が低い日本の教員  教員の負担は長時間労働にとどまらず、孤立感や心理的ストレスにも及ぶ。  前回、前々回と紹...
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