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人との交流の脆弱さ

連載No. 3 号
山口祐二
人との交流の脆弱さ
 現在の日本社会では核家族化が進んでいるだけでなく、世帯あたりの人数が減少し続けています。  統計によると1950年代は5・ 0人でしたが、61年に4・0人、92年に3・0人を切って、23年で2・23人だそうです。  一緒に生活している人(家族)がとても少なくなっているのです。  上の図は家族の構成人数の変化をシンプルに表したものです。  右は祖父母のいる7人家族、真ん中は子ども2人の核家族、左はひとり親家庭です。  私が着目したいのは、構成人数だけでなくて、お互いの交流を示すラインの数です。7人家族では21ですが4人家族は6、ひとり親家族では1となっています。一緒に生活する人数が減ると、人との交流が極端に少なくなることが分かります。

触れ合う機会の減少が子どもにもたらす影響  この変化は当然と言えば当然なのですが、こういう環境で生活し育つ子どもたちへの影響について、私たちはしっかり考えてこなかったように思います。  コロナ禍以降は特に顕著なのですが、人と人が触れ合う機会が非常に減っています。父母は忙しく働き、きょうだいが少な...
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