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SNS、政治が映す子ども・若者の現状

連載No. 84 号
TDU・雫穿大学代表 朝倉景樹
SNS、政治が映す子ども・若者の現状
 教育社会学者で「TDU・雫穿(てきせん)大学」代表の朝倉景樹さんが、現在の子ども・若者を取り巻く状況や世界のデモクラティック教育に触れながら、これからの社会や労働のあり方に言及します。  2025年の出来事を振り返ると、SNSや政治をめぐって、子どもや若者の置かれた状況があらためて浮かび上がってくる。今回はその実態と背景を考えたい。 オンラインゲームでの交流から犯罪被害  インターネット上で知り合ったことをきっかけに、犯罪に巻き込まれる若者が後を絶たない。  2月には男子高校生2人が特殊詐欺事件に関与させられ、3月には東京の女子高校生が愛知県で遺体となって見つかる事件が起きた。いずれもオンラインゲーム上での交流が発端とされている。こうした事件は氷山の一角にすぎず、誘拐・監禁、ゆすりたかり、性被害など、深刻な被害が各地で確認されている。  事件が起きるたびに、子どもや保護者の責任と捉えられがちだ。しかし、それだけで片づけるのは的外れと言わざるを得ない。 環境の変化に、社会は追いついていない  子どもたちは一人ひとりがインターネットにつながる時代を生きている。人間関係や家族...
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