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自由と民主主義の学び場 フリースクールの意思決定(上)

連載No. 88 号
TDU・雫穿大学代表 朝倉景樹
自由と民主主義の学び場 フリースクールの意思決定(上)
 教育社会学者で「TDU・雫穿(てきせん)大学」代表の朝倉景樹さんが、現在の子ども・若者を取り巻く状況や世界のデモクラティック教育に触れながら、これからの社会や労働のあり方に言及します。 自分のことは自分で、みんなのことはみんなで  近年、文部科学省やこども家庭庁は、子どもや児童生徒の意見を政策に反映させることに前向きな姿勢を示している。2022年の生徒指導提要の改定でも、「校則は生徒の意見反映を」と新聞で報じられた。  フリースクールにおいて、校則のようにその場に関わる全員に影響することは、「みんなで決める」のが原則だ。  「自分のことは自分で、みんなのことはみんなで決める」。この「自己決定」と「集団的自己決定」が、フリースクール運営の根幹にある。 決める側、従う側に分離せず  しかし、自分たちのことを自分たちで決めるプロセスには困難も伴う。フリースクールでは異年齢の子どもたちが混ざり合い、過ごし方も登校時間も多種多様だからだ。  現存する最古のフリースクールと言われる英国のサマーヒルスクールでは、5〜18歳までの子どもや若者たち、卒業生たちも「絶対的な自由が保障されて...
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