この記事は会員限定です

この10年の学校の変化

連載No. 91 号
この10年の学校の変化
教育社会学者で「TDU・雫穿(てきせん)大学」代表の朝倉景樹さんが、現在の子ども・若者を取り巻く状況や世界のデモクラティック教育に触れながら、これからの社会や労働のあり方に言及します。  滋賀県草津市でフリースクール全国ネットワーク主催の日本フリースクール大会(JDEC)が開催された。  教育機会確保法の成立から10年 ―それが大会の大きな関心だった。不登校の子どもやフリースクールに通っている子どもの10年を振り返る機会でもあったが、学校の変化も振り返らざるを得ない機会にもなった。 文科省の統計から見える変化  毎年10月、文部科学省から不登校の子どもの人数が発表され、メディアで報じられる。昨年は小中学校で35万4千人(2024年度)と、ついに35万人を超え、14年度の12万3千人から、約3倍に増えている。  いじめの認知件数も、14年度の18万8057件から24年度は76万9022件へと約4倍に増加。重大事態は181件から1405件へと8倍近く、暴力行為(小中高)も5万4242件から12万8859件へと2倍以上に増えていた。  少子化で子どもの数は減っているのに、どの数値...
この記事は会員限定です。労協新聞をご購読いただくと続きをお読みいただけます。