センター・鹿児島 国分ほのぼの 「自分たちで食べる味噌を自分たちでつくる」 子育ち現場が挑戦!
鹿児島県霧島市の労協ワーカーズコープ・センター事業団国分地域福祉事業所ほのぼの「児童デイサービスさくらのおうち」では、4月1〜3日、子どもたちが味噌づくりに挑戦しました。参加したのは、小学2年生から高校3年生の延べ17人。指導はさくらのおうちの現場組合員で保育士の平山陽子さんです。(ふくしまのおうち管理者 長瀬かなみ)
現場で提供する給食に欠かせない
ほのぼのの7現場の内、就労継続支援B型事業所では毎日、学童3現場、放課後等デイサービス・児童発達支援の3現場では土曜日と夏休みなどの長期休暇中に給食を提供しています。みそは給食に欠かせない調味料で、ほのぼのの食の会議でも「自分たちで作りたい」と意見が出ていました。
2022年には施設を借りて地域の方と味噌づくりをし、昨年は県北部の湧水町で有機農業を営む雲月農園へ視察に出かけた際に、組合員が味噌づくりを体験。今回、ついに子育ち現場で、子どもたちが組合員と味噌づくりをしました。
大豆をミンチにするのが大人気
1日目。
①洗って浸水した麦を蒸して、うちわで冷ます。
②麦とこうじをほぐしながら混ぜて、紙製のコメ袋に入れる。


2日目。
①麦全体にこうじが回るように空気を入れながら、よくほぐす(午前と午後の2回)。
合わせて麦の味見も。午前では、麦の味しかしませんでしたが、午後には甘みが出てきました。
3日目。
①やわらかく煮た大豆をミンチ状にする。
②大豆に塩を混ぜる。
③広げてほぐした麦に大豆を混ぜて、揉む。
④よく揉んで丸めて、樽につめる。
⑤カビを防ぐために、上に塩を置いて、「おいしくなぁれ」と声をかける。


最初に麦の味見をしたところ、栗に似た甘さがあり、みんなの顔がほころんでいました。
また、大豆をミンサーに入れる作業が子どもたちに大人気で、作業を見守りながら順番待ちも。
食べられるようになるのは2カ月後です。

指導した平山さんは、自宅で使う味噌を家庭で手作りしています。子どもたちと作業をするにあたり、蒸した麦を休ませる「もろふた」を子どもでも扱いやすい紙製のコメ袋にする、麦の浸水の時間の調整、大豆を蒸すのではなく煮て使うことにするなど、平山さんの経験が大いに活かされました。
保護者から、「家庭ではなかなかできない体験をさせてもらえてありがたい。麦や大豆の感触、においなどに触れて、いろんなことを感じてくれたらうれしい」の声が寄せられました。
自分たちで食べるみそを、自分たちで作る。食の安全性、健康面からも安心できる、食育の取り組みとなりました。