この記事は会員限定です

杉田闘病記① 絶望の中でも「生きたい」の思いが

杉田大
杉田闘病記① 絶望の中でも「生きたい」の思いが
日本労協連統合本部の杉田大さんが、7月に入院し脳腫瘍摘出手術を受け、9月に復帰しました。闘病生活の記録です。 前頭葉に腫瘍 手術しかない  なんで私が……。

 辛い選択肢しかなくて、絶望の中にいた私を支えてくれたのは、労協の仲間であり、福島で関わる人たちだった。

 東京が梅雨入りした日に、大きな病院で定期健診を受けていた。頭部のMRI検査が終わり帰ろうとした時、主治医の脳神経外科から突然呼び止められた。

 なんだろう? 来週受診予定なのに。訝りながら、診察室の前で名前を呼ばれるのを待った。ずいぶん長く待たされたような気がした。

 温厚そうな雰囲気の主治医は、ブラックジャックではなく過疎地域や離島にいそうな赤ひげ先生。その先生が、先ほど受けたMRIの画像を見せた。

 先生が指さしたところに、丸いものがはっきりと見えた。何度見ても丸いものが見える。

 一瞬状況が飲み込めなかった。

...
この記事は会員限定です。労協新聞をご購読いただくと続きをお読みいただけます。