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コロナ禍で崖っぷちのSさん 「次会う時は仕事決めてるよ」
杉田大
₁₁月₁₈日
コロナで仕事を失い、宇都宮から池袋に仕事探しに来たSさん(50代後半の男性)は、公園で2カ月野宿している。今までは声がけにも反応がなく、黙っておにぎりを受け取るだけだったが、先週から少し会話をするようになった。
普通の人だったら1週間も野宿生活をすればギブアップ。そろそろ限界だ。今夜はアプローチをかけて、生活保護の申請につなげ、シェルターに入ってもらおうと考えていた。Sさんは薄暗い公園にポツンとベンチに座っていた。私は「こんばんは」と声をかけ、生活保護やシェルターの利用を促してみた。
おにぎりを渡すと、うつむいていたSさんは顔を上げ、「ありがたい。私は他人に世話をしてもらってばかり。今は自分が頑張らないといけない!」と、表情が変わった。「今月いっぱい頑張ってみるよ」「次会う時は仕事を決めてるよ」と元気な声が返ってきた。
心配ではあるが、とりあえず寝袋を渡し、「助けがほしいときは必ず言って」と約束した。ひとまず
ホッとしたが崖っぷちには変わりない。引...
コロナで仕事を失い、宇都宮から池袋に仕事探しに来たSさん(50代後半の男性)は、公園で2カ月野宿している。今までは声がけにも反応がなく、黙っておにぎりを受け取るだけだったが、先週から少し会話をするようになった。
普通の人だったら1週間も野宿生活をすればギブアップ。そろそろ限界だ。今夜はアプローチをかけて、生活保護の申請につなげ、シェルターに入ってもらおうと考えていた。Sさんは薄暗い公園にポツンとベンチに座っていた。私は「こんばんは」と声をかけ、生活保護やシェルターの利用を促してみた。
おにぎりを渡すと、うつむいていたSさんは顔を上げ、「ありがたい。私は他人に世話をしてもらってばかり。今は自分が頑張らないといけない!」と、表情が変わった。「今月いっぱい頑張ってみるよ」「次会う時は仕事を決めてるよ」と元気な声が返ってきた。
心配ではあるが、とりあえず寝袋を渡し、「助けがほしいときは必ず言って」と約束した。ひとまず
ホッとしたが崖っぷちには変わりない。引...
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