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炊き出し、路上生活者は蚊帳の外

杉田大
炊き出し、路上生活者は蚊帳の外
労協ワーカーズコープ・センター事業団東京統括本部の杉田大(ふとし)さんは、8年前から池袋で夜回り活動をしています。 11月8日(金)

 朝晩の気温が下がってきた。10月下旬でも猛暑日があったりしたが、一転して今夜は今季一番の冷え込みで、おにぎり、菓子パンと一緒にホッカイロを初持参。公園は吹きさらしの風が冷たく、夏の間は屋根なしだったおっちゃんたちのダンボールハウスも屋根付きになっていた。  私を迎えてくれる姿は、ダウンコートに厚手の寝袋、毛糸の帽子と冬並みの重装備。  「カイロ持ってきたよ」と言うと、待っていたかのように「要る!」と、チラホラ声が聞こえた。寝床の下はコンクリートの地面でさすがに冷たくなってきたようだ。  みんなに平等におにぎりと菓子パンを渡してちょっと雑談。先月から病気で入院中のYさんは、もしかしたらシャバに戻ってこられないだろうとのこと。  数年前は十数人のおっちゃん衆だったが、Yさんが入院して今は8人衆。5人が70代、3人が60代と高齢化。入院でひとり消え、ふたり消え、次は俺の番と誰もが思っている。最後の一人まで見届けたい。 ...
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